プロジェクトを引退します。
みなさん、こんにちは。Tourism Projectのせきやんです。
僕は現在大学の4年生であり、来年からは社会人として働く予定です。
つまり、大学卒業と共にプロジェクト活動も引退するということであり、おそらくTourism Projectのブログで記事を書くのも最後になると思います。
なので最後はいろいろ思い出しながら、3年間のプロジェクトの活動を振り返っていきたいなと思います。
ちなみに、僕自身の活動の軌跡は僕自身のブログの記事に書いていますので、こちらもご覧ください!今回はもっとプロジェクトの内部事情に踏み込んだ内容にできたらと思います(笑)
プロジェクトメンバーはそんなこともあったなという思いで、後輩や他のみなさんには改めてTourism Projectの活動を知る機会として読んでもらえたらと思います!!
目次
いろいろ大変だった1年目
1年目(僕が大学2年の時)のおはなしです。
謎の集団との出会い
僕のブログの方でも書きましたが、Tourism Project(当時はTourist Project)との出会いはなかなか衝撃的で忘れられないです笑
プロジェクトの説明を聞きに行くと思ってたら、もう加入する前提で話が進んでいくのでどうしたものかと思いました。まぁその勢いで押し切られた感じはあったんですけどね…
友人1名以外知らない人ばかりだったのですが、いきなり「こういう場合ってJavaScriptだったらどうやって書くのかな?」みたいな話をされ、変に盛り上がったのを覚えています。今考えても、変な集団でしたね。
0から始めるという現実
僕の加入はほぼプロジェクト創設初期なんですが、コロナの影響で元々のプランが崩れたこともあり、最初は本当に何も決まってなくて驚きました。
でもそんな中で、みんなでアイデアソンとかハッカソンみたいなことをしてアイデアを出し合ったりしながら少しずつ方向性を決めていったのは楽しかったなぁと思います。
地盤がないのは大変でしたが、それを補うようにメンバーそれぞれが前向きに活動をしていた気がします。やらなくてはいけないわけではないのに、みんなが何かを作ろうという気持ちで前を向いていたのが当時のプロジェクトの1番の強みだったなと、今になると思いますねー
まぁでもアイデアをまとめるのに初めの1年を丸っと使ったので、精神的にはメンバー全員結構辛かったのではないかなと思います。
偉大すぎる初代リーダー
僕がなんやかんやここまで活動を続けてこれたのは、実は初代リーダーの影響が強くあります。
これは当時からいたメンバーみんなが言うのですが、とにかく初代リーダーは偉大な人でした。
上記に書いたように、何もない状態で始まったプロジェクトをまとめ上げ、ミーティングのスタイルや議事録の取り方など活動の基盤を作ってくれました。
何よりすごいのは、おおらかで人当たりがよく、周りの意見をしっかり聞き、かつそれをまとめ上げて組織を前へ進めていく姿でした。
2学年下の僕にも頻繁にアドバイスを求め意見を取り入れていく姿は、後輩ができた今ではその凄さがわかりすぎて頭が上がりません…。
本当に、彼がいなかったらこのプロジェクトは1年目で早々になくなっていたのではないかと思います。
そして、技術的にもすごくて、今までやったことないWeb系の技術を短期間で学んで成果物を量産したり、それで就職したり、競プロがつよつよだったり…学ぶ姿勢がこんなにも素晴らしい人はいないんじゃないかとすら思います。
僕は心から彼を尊敬していますし、そんな人が残していったプロジェクトだからこそしっかりやらなくてはと思うことも多々ありました。
そんな偉大な初代リーダーでした。
進んでいる実感がなかった2年目
2年目(僕が大学3年の時)のおはなしです。
なかなか進まない開発
1年目で内容は大体決まり、湯涌さんとお話しもすることができ、さぁこれからどんどん進めるぞ!というはずだったのですが、そうはうまくいきませんでした。
まず、もともとSwiftでプロトタイプを作っていたのですが、様々なことを考えて開発基盤をFlutterに変更することになりました。
それはほぼ1から作り直すということを意味しており、なかなか前に進んでいる感覚がなかった気がします。
また、Swiftの時は僕もアプリ開発をしていたのですが、そもそもWebの方が詳しかったこともありWebの開発の方に移ったりして、なかなかアプリの方に関わることができませんでした…。
少しずつ開発は進んでいたのですが、なかなか進捗が出ない状況だったため周りの方からお叱りを受けたりしたこともありました。
それでも少しずつ開発を進めてアプリやWebサイトを形になっていったのは、腐らずに2年目も活動を続けることができた成果ではないかと思います。
兆し
Tourism Projectの1つの起点となったのが、2年目の秋ごろに行われた湯涌さんとの打ち合わせだったと僕は思います。
それまでは全てを僕らに任せられていたので、良くも悪くも自分たちのペースでした。
ですがこの打ち合わせで、現状に対する問題点をご指摘いただいたり、湯涌で活動するサポーターの方に新たに意見をもらえるようになったり、今後のイベントでテストをしていくという提案をいただけたりとかなり具体的な話が行われ、僕らも気が引き締まったのを覚えています。
かなり具体的な今後のプランもご提案いただき、プロジェクトとしても今後の見通しを持つことができたのがかなり大きかったと思います。
飛躍の3年目
3年目(僕が大学4年の時)のおはなしです。
ユーザーテストイベントと実装の繰り返し
2年目の最後で今後のプランが決まったこともあり、3年目はとにかく前に進むのみという感じでした。
1月に行われた「氷室仕込み」イベントでのユーザテストを初めとし、テストに向けて実装し、ユーザーテストの実施、改善点を見つけて修正…ということを繰り返しやり、アプリリリースに向けて向けて進んでいきました。
また、フォトラリーやフォトコンテストなどのイベントの内容などの湯涌さんとの話し合いを繰り返しながら作り上げていきました。
こんな感じで、かなり具体的に物事が進んでいたので、2年目と比べて圧倒的に前に進んでいるのをすごく感じ、充実していたなと思います。
悲願のアプリリリースとイベントの開催
そして、当初の予定通り、2022年10月22日に行われた第10回ぼんぼり祭りにて僕らTourim Projectのアプリがリリースされ、それに合わせてイベントも開催しました。
アプリは大盛況!…というわけでは正直なかったのですが、それでもたくさんの方に使っていただき、フォトラリーやフォトコンテストにもご参加いただけました。
プロジェクト立ち上げ当初のことを思えば、ここまでのことがやれたのは本当にすごいことでした。
もちろん僕らの頑張りがあったのもあるのですが、過去の先輩方がここまで繋いで下さり、湯涌温泉観光協会の方々をはじめ、たくさんの方に協力いただけたからだなと、この時本当に実感しました。
未来に向かって
アプリのリリースやイベントの開催が無事できたことは、Tourim Projectにとっては新たな挑戦の始まりだと僕は思います。
今までは何もない0をどうにかして1にするために手探りでやってきました。
しかし、ここからはアプリやイベントの内容をより良いものにしたり、今までのことをベースに新しいサービスを作っていくという、1を10、100、1000…といったようにどんどん大きくしていくフェーズになります。
これにはまた別の大変さがたくさん待っていると思います。
それでも、ここまで作り上げてきた様々なものを後輩たちが受け継ぎ、より良いものにしていってくれたらと勝手ながら思います。
まぁ過去に囚われすぎず、後輩たちは彼らなりのやり方でこのプロジェクトの活動をしていってくれればそれでいいんですがね。
Tourism Projectとは
Tourism Projectを一言で言うと「ものづくり集団」だと思います。
この"もの"というのは、物体やプログラムだけでなく、サービスや価値といった目に見えないものも含まれます。
Tourism Projectは今のところ営利目的では活動していません。集まった学生メンバーが「こんなことがやりたい」「こんなものが作りたい」というのを形にし、それを世の中に届けることがしたくて活動しています。
もちろん、そこには好きなことだけをするだけでなく、様々な人の意見を聞いてそれを反映させることも必要ですし、時には面倒な事務的な作業があったりもします。
しかし、学生にとってはそれらも学びですし、それらも含めて"ものづくり"を楽しむのがTourism Projectだと僕は思います。
今まで所属していたメンバーは技術の話が好きだったり、それをネタにしてSlackが盛り上がったりよくしていますし、ミーティングは日々いつも白熱した議論が繰り広げられています。
そうやってみんなで熱中してものづくりができるこのプロジェクトは、ものづくりがしたい人にとって最高のプロジェクトだと思います。
僕はTourism Projectに入れたおかげで、とても充実した学生生活を送れましたし、同じ志を持つ仲間にも出会うことができました。
なんだかんだいって、僕はTourism Projectが大好きだったなと思います笑
3年間本当にありがとうございました!
これからもTourism Projectをどうかよろしくお願いします!!
Tourism Projectホームページ tourism-project.com
Tourism Project Twitterアカウント twitter.com
撮っテク!ホームページ totteku.tourism-project.com
執筆者:せきやん