多くの人に読んでもらいたい本達
個人的に読んでよかった本7選
みなさまこんにちは、立春を迎えたにも関わらず寒い日が続いています。
そんな私は家から出ずに部屋でぬくぬくとし家の中でコードをせっせと書いたりしていますが、それではいつかおかしくなります。 コードを書くことに飽きたら私はよく本を読むのですが、その中で私が特に記憶に残っている本を10冊紹介できればと思っています。
皆様の心のオアシスとしての本を提供できれば幸いでございます。
1冊目:韓非子 ~ 善をなすために、悪を知る ~
みなさま「中国古典」は読みますでしょうか?
中国古典の代表として、性善説や孫氏の兵法などがあげられます。私もこれらの本は読んだことがありますが、その中でも最も心に残っているのが「韓非子」です。
この本では非常に現実的な、人間の行動原理などに関して説明を行なっております。
性悪説と同じ系統の本だと感じており人間を動かしている動機は「利益」のみと説いてある、身も蓋もないいことが書いてあります。
しかし、その中でどのように生きていくかを非常に現実的な視点から見ており、年代問わず見て欲しい本だと感じます。
2冊目: スタンフォード式 最高の睡眠
睡眠は1日の1/3を占める人間と大変重要な行動です。
もし睡眠を雑に済ませているのであれば、健康障害や仕事のパフォーマンス悪化などが出てきてしまいます。
そのような日常生活を健康的に過ごすための必要条件である「睡眠」に関して科学的視点から、睡眠の意味などについて書かれた本になります。
『良い睡眠を取るにはどのような夜を過ごせばいいか』『朝の過ごし方は?』『良質な睡眠を取ることによりどのようなメリットが出てくるのか?』
などを示しており、日常に行う行為であるからこそ睡眠に関しての一定の知識を得る必要があると私は考えています。
活字を読むことが苦手な場合、漫画版も出ているのでこれを機に一度自分の「睡眠負債」などに関して見直してはいかがでしょうか?
3冊目:浜村渚の計算ノート
この本は数学を利用し、悪いことを行う組織に対して、数学が大好きな中学生「浜村渚」が数学で対抗していくという数学系小説になっています。
「ここで数学の本かよ」
となってしまう方、ちょっと待ってください。
この本は数学のお勉強に関する本ではありません。数学を『利用』した本になります。
京都の碁盤上の街をXY平面上に見立てたり、北海道の五稜郭の数学的美しさ、素数の不思議、確率の不確かさなどなど、日常の至る所に数学があり、それが利用されるストーリになっております。
私も中学生の頃にこの本に出会えていたらもっと数学が楽しくなっていたのにと思える内容であり、中高生や数学が苦手な人にぜひ見てほしいと感じている本です。
数学の楽しさを再発見するために一度手に取ってほしいです。
余談ですが私はこのシリーズの「3さつめ:水色コンパスと恋する幾何学」と「5さつめ:鳴くよ、ウグイス、平面上」が大好きです。
4冊目:なぜ人を殺してはいけないのか
いきなりショッキングな文言が表示されましたが、この本のタイトルです。
現代社会では問いにくい問題や倫理に関してが書かれた本になります。
問いのない問いについて考え続ける。一種の禅問答のようですが、哲学的な考えを一度頭に入れ社会に対して自分なりの考えを持てるいい機会だと思います。
よくある哲学本ではなく、現代社会や自分に対しての問題提起。問題の本質を見極める点でもこの本のページをめくってみても良いかと感じます。
活字が多く300ページほどあるので、読む体力は多少必要ですが時間のある際にぜひ読んでみたください。
5冊目:武士道 ~ いま、拠ってたつべき”日本の精神” ~
あなたの信仰する宗教な何ですか?
欧米であればキリスト教、中東ではイスラム教が多いとされています。
ここ日本では一応仏教を信仰している方が多いと思いますが、1月に神道である初詣に行き、8月に仏教のイベントであるお盆を過ごし、12月にはキリストの降誕を祝う日であるクリスマスを過ごし、日本人は随分と都合のいい民族だと感じます。
欧米などでは自分たちが信仰する宗教観をもとに道徳の授業を行いますが、日本では仏教を元に道徳の授業をする機会などなかなかありません。
著者はそういった特殊な民族である日本人がどのように道徳教育を行なっているのかと調べた結果「武士道」が日本人の心にあり、それを元に道徳を学んでいるという結論に至りました。
極東アジアの外れ「日本」という島国で培われた独自の文化を知るには非常に良い本だと考えます。
6冊目:未熟者の天下 ~ 大人はどこに消えた? ~
あなたはいつ大人になりましたか?
成人式を行ったから?
就職して独り立ちしたから?
結婚して家庭を持つようになったから?
いつどのような状態を人の成熟と言い、成熟せずに未熟な大人が人の上に立つ社会が存在するかもしれません。
大人買いという言葉は『自分の欲望にしたがって際限を持たず、財力にものを言わせ欲しいものを我が物にする』非常に子供らしい行為に思えます。
そういった概念的な大人に対する考えや、どのような状態を「大人」とするのかが書かれた本になります。
あなたの周りに「大人」はいますか?ぜひ考えてみたください。
7冊目:人は見た目が9割
んー、この容姿がよければ何事もうまくいくと書かれていそうな本。
賛否が分かれそうなタイトルをしていますが、内容は至って真面目なものでありコミュニケーションにおける非言語コミュニケーションの重要さが書かれています。
日常生活でもちろんのこと就職活動などで相手側の印象を良いものにするためにも、非言語コミュニケーションが重要になってきます。