Tourismプロジェクトのブログ

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小説を読もう!

こんにちは。皆さんは何か作品を見るときはアニメ、漫画、映画、ドラマなどなどどんなジャンルを見るでしょうか?
自分は昔はアニメ!アニメ!アニメ!漫画!漫画!漫画!だったのが最近、小説を読むのが趣味になりつつあります。

そこで今回は漫画やアニメの他に小説を選択する良さとオススメの小説をご紹介していきます。

コスパがいい

一番分かりやすい小説を趣味にする強みはコスパの良さだと思います。漫画だと1巻500円で30分ほどで読み終えてしまいますが、小説だと、500~1000円程度で数何時間楽しむことができます。
また、ほとんどの物が1巻で完結するため、手軽に気になった作品に手を出せるのもいいですね。メルカリなどのフリマサイトで購入したり、図書館で借りればもっとコスパ良く楽しむこともできます。

どこでも時間を潰せる

文庫本ならカバンの中に入れておいても邪魔にならないのでどこでもどこでも持ち運ぶことができます。Twitterスマホアプリで時間を潰すよりも有意義な時間を過ごすことができるかもしれません。

キャラクターの感情がより繊細に分かる

これは漫画やドラマなどの媒体と比較したときの良さになります。漫画やドラマなどではキャラクターがその時何を考えているかの描写も多数ありますが、基本的には第3者からの客観的な視点でストーリーを見ることが多いです。それに比べ、小説ではメインとなるキャラクターの視点で物語が進むため、より感情の描写に重きが置かれています。主人公の苦悩や願いなどあまり口にしない事まで読み取れるのが小説の面白さなのではないかと個人的には感じています。

オススメの本

どうでしょうか?多少は興味をお持ちいただけたでしょうか? 中には1冊くらいなら買ってもいいけど、どれが面白いのか分からないという人もいるかもしれません。  そこで個人的に面白かったオススメの本を紹介します!(ネタバレなし)

流浪の月

あらすじ 大学生の佐伯文は、ある雨の夕方、公園でびしょ濡れの少女・更紗に傘をさしかける。しかし、伯母の家に帰りたがらない彼女を2カ月間部屋に入れて過ごした彼は、誘拐の容疑で逮捕されてしまう。15年後、ふたりは“加害者”と“誘拐被害女児”として再会し……

感想 自分が初めて読んだ作品です。主人公の少女・更紗は誘拐事件後の人生で関わるあらゆる人から誘拐事件の被害者として憐みと善意を受けますが、更紗にとって最も幸福であったその2ヶ月を否定されることは苦痛以外の何物でもありません。自分が日頃、同情で投げかけている善意は果たして本当に善意足りうるのか考えられる作品でした。

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三千円の使い方

あらすじ 就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?

感想 お金の問題をテーマにした作品です。今年1月からドラマ化もされています。御厨家の登場人物それぞれが主人公を担当する短編でわかれており、就職直後の孫娘の奨学金の問題から老後の祖母の年金・貯蓄問題まで全ての世代にまつわるストーリーになってるかつ、お金という人生で必ずぶち当たる問題のため、全員に刺さる話になっています。 小説なので読みやすく、具体的な啓発的な知識も得られて一石二鳥の作品です。 amzn.asia

コンビニ人間

あらすじ
「いらっしゃいませー!」お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。古倉恵子、コンビニバイト歴18年。彼氏なしの36歳。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。

感想
第155回芥川賞受賞作です。200ページにも満たず、小説の中でもかなり読みやすいと思います。にも拘らずストーリーはなかなか濃密です。
大学生でバイト経験もある自分としては、コンビニバイトの主人公という設定はかなり共感を得られる話だったのですが、ただ一つ違うのは自分と主人公との年齢差です。何も悪いことはしてないのに36という年齢に時折見られる社会の冷ややかな目に恐怖を感じました。
コンビニバイトという「普通の人」のはずなのに「普通の人」ではないと排除されてしまう。「普通」とは何で、なぜ現代社会は「普通」を求めているのか考えさせられる作品です。

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執筆者:RySa